委託の仕事って?10年の変化と魅力
2024/06/20
広島県でインテリアコーディネーター(IC)として
2つの柱を持ってお仕事をさせていただいております。
◇工務店やハウスメーカーと業務委託
◇個人で個別に依頼されて店舗やマンションや
間取りからお家づくりに関わらせて頂くケース
私が入っている工務店やハウスメーカーには
他にもインテリアコーディネーターの方がいます。
その方に、あんまり会う機会はないし顔を合わせた時も
どういう考えで私が業務委託に入っているかを
語り合う機会ってあんまりないんですね
なんとなくベテランさんが多いなっていう印象があります。
他のインテリアコーディネーターさんの悩みとして
「ひどい扱いを受けた」っていうのは聞いたことがありますが
私の直接かかわっている工務店やハウスメーカーでは
そういう話は聞いたことはないです。
ただ、ちょびっと、扱い軽いかなって感じることって
なくはないです。
工務店の中で働く人、例えば設計士さんや営業さんは
仕事としてこういう流れで、こういう仕事内容でっていう
相手の立場になって考えた時
インテリアコーディネーターが
「色決め担当さん」っていう扱いになる・・・のも
まあ、そうだろうねって思う部分はあります。
もちろん、毎回じゃないですけどね。
営業さんや設計士さんから見て、そんな
カラー担当のインテリアコーディネーターが
色々打ち合わせをしている中で
「あんまり、それ以上は紹介しないで」って
圧を感じることはあります。
一旦、お客様に伝えることで
打ち合わせの時間が伸びたり、
お客様の悩みが一つ増えるかもしれないけど
家づくりに関しては
今その情報を知らないと、
取り返しがつかないこともある訳で
打ち合わせの時間がちょっと伸びたからって
いいじゃないかって思うんです。
お客様が納得されている状態であれば
言わないこともありますが、
基本的には、ほかの立場の方の圧に
負けない姿勢でいます。
別に何かと戦ってる訳じゃないですよ。
✅なぜ業務委託の仕事を続けるか
お家づくりで満足度を高めて
それによって仕事を頂けているわけだから
業務委託の仕事をずっと続けているってことは
ありがたいよねって思うんです。
主人とも話すんですが
「地元の仕事を大事にしたほうがいいよね」って
思っているんです。
家づくりは、街づくりに関わっているのと
一緒だと思っているので、地元貢献なんです。
だから私がテンションを持ち続けている事が
大事だと思うんですよね。
◇家づくりしんどかった、あんなものか
って思われるのは避けたい
◇家づくりを楽しんで欲しい
出会えるお客さんには、
カラーの打ち合わせだけだとしても
きちんと関わっていきたいなって思っています。
とはいえ、カラー担当だよなっていう所もあるから
私の打ち合わせ終わって次の打ち合わせで
さっと切り替えて、「あ、もう大丈夫です」って
言われるから、寂しいなって思う時もあります
✅10年前と今
工務店側として手間を省きたいっていうのも
あるかもしれないけど
ICの重要性や、そこに任せて安心っていうのもあり
コンスタントに専門のICに頼むっていう感覚が
増えてきている感じがします。
あと、10年前は「標準仕様」の中から選ぶ。
他の選択というか、ほとんど別の物へ変える事はなかったんです。
一応、金額がプラスされてもいいんだったらしますけどって
言うけど、いい顔はしない。みたいな感じでした。
ただ今は、お客様もInstagramなどを見て
新しい情報を取り入れて「これ出来ますか?」って
言われる事もめずらしくないです。
「うーん、それは初めてですけど、どうなってますか?」
って、新しく取り入れることは
やったことがない施行な訳です。
むかしは嫌がっていたことも
最近はそうでもないかな、
寛容な感じが増えてきたなって感じます。
例えは、施主支給・・・・
電気器具などはありますよね
この間びっくりしたのが、
「便器」の施主支給だったんです。
寛容じゃないですか?
便器って、配管の業者
便器を取り付ける設備業者に水道業者の
連携ってあると思うんです。
便器によって壁給水、床給水とかありますよね。
業者間で「いつもしている確認」が変わるわけで
いくら品番を先に聞いたとしても
リスクがあるわけです。
お客様からしたら品番が分かるなら
いいんじゃないって思うかもしれないけど
何かあった時の責任の所在が
今までなら業者内ですんでいたところ
そこに何かトラブルが起きたら
お客様も責任の一人になるわけで・・・・
お家づくりって設置して完工するまでに
緊張するところがいくつかあるんですが
そこに「便器」の施主支給。
10年前からの変化として
便器も持ち込めるようになりました!
寛容になりました!
って思います笑
施主支給というか
お客様の要望に応える受け皿が増えた気がします。
私としては、
施主支給のペーパーホルダーとかが当たり前になっていく中で
壁紙とか内装を全部決めるときに
こういうテイストのものを買ってくださいねって
指針がぶれないようにサポートして
打ち合わせでも
「こっちと、こっち、どうかな」って悩まれる時に
こういう方向性だったら、こっちで大丈夫ですよって
言って
自分で何かを買おうと思った時に迷いませんように
って思いも伝えています。
魅力とは?
今は愉しめるようになったけど
最初の頃はいっぱいいっぱいで、
決めないといけないことも多かったし
自分が作った資料で家が出来ていくことが怖かった。
本当に大丈夫かなって思ってました。
こういう風になるまでに、
そこの工務店とどうやって付き合っていこうか
お客様とこういう関係でありたいって
分かっていくまでが大変だとは思うし
生半可では出来ないと思う。
・先にお客様がこういう風に感じるんだろうか
今これをいうべきかって推し測らないといけないし
・資料作成ひとつとっても
これは表記したほうがいいのか、自分の頭で考えて
流れ作業にせずに徹底して、意識し続けないと
継続だけだと退化していくなって思います。
いろんな制約があるなかで、
打ち合わせの回数が決まっている
標準仕様が決まっている
その打ち合わせ2・3回で信頼関係を築いていく
そのチャレンジを楽しんでいます。
あとは、設計士さんとお客様もすべてがマッチしている訳じゃないです。
設計士さんが女性か男性か子どもがいるのかで、
おすすめするものが違うんです。
だから、私目線の気づきだったりを伝えるようにしています。
打ち合わせまで数日しかないのに
色々資料作ってくれとか、請求書も言われる事もあります。
それは、「なかなかタイトですね」っていって
コミュニケーションを取れば、
乗り越えられる事ばかりだと思うので、
人としての尊厳を崩されることでない限り
その仕事を魅力的かしんどいものと捉えるかは
自分次第だと思っているんです。
インテリアコーディネーターが楽しそうだなって思うなら
お家に関わる仕事で一歩踏み出すには
すごく勉強になる仕事だと思うんです。
お家づくりについて経験を重ねていって
・自分が得意なことはなんだろ
・お客様に出来ることはなんだろうって
思っていく中で
お家づくりの全体を見渡せるICはおすすめです。
私は、
長くお付き合いして一軒一軒を濃くしていきたいなって思って
最近新しく外構の仕事も受けるようになってきています。
外構もデザインしますっていって
内観も外観も打ち合わせして
そこも含めて、トータルで提案できる時期が来たなって思ってます。
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Fukuyama Voiceというイベントにて
登壇させていただきます。
当日は私を含め、福山にゆかりがある4人が自身の活動について順番にお話します。
妻であり母であり、いろんな役割を持つ女性が1人の人として
誇りある毎日を送るために、どうステップアップしていくのか。
そんな話ができたらいいなと、構想中です😊
お家のことや子どものことは
家族に任せて
ちょっとお話聞きに来てください🥰
もちろん私は息子は家族に任せて登壇します🎤
今の状況から何か変わりたいなって思ってるあなた。
ヒントがここにあるかもしれません。
フリーランスで活動されてる方と話せる時間もたくさんあります🌟
📌2024年6月28日(金)
📌PM19:00〜21:00
📌コワーキングスペースtovio(RIM福山1階)
📌2,500円(2ドリンク+軽食付)
お会いできるのを楽しみにしてます😊